【令和7年度九州ブロック大会報告】
先日、令和7年度九州・沖縄地区青年農業者会議が行われました。
大会概要
令和7年度九州・沖縄地区青年農業者会議 熊本大会
令和7年7月17日(木)~18日(金)
会場:熊本市中央区 市民会館シアーズホーム夢ホール
プロジェクト、意見発表:17日 11:00~17:15
情報交換会:17日 19:30~21:30 熊本市中央区KKRホテル熊本
閉会式:18日 10:00~12:00
本大会は九州各県を巡回する形で毎年開催されており、前回の宮崎県に続き今年度は熊本県が開催事務局を務めました。
遠くは青森県から、総勢400名の青年農業者や関係者が集いました。
また今大会では招待枠として、多くの地元農業高校生、農大生も大会観覧に訪れました。
開会式のオープニングアクトでは、なんと!熊本県の人気キャラクターくまモンが駆けつけてくれました。
公務で忙しい中、合間を縫って発表者の激励をしてくださいました。ありがとう!くまモン。
その後、以下の皆様よりご挨拶・祝辞をいただき農業者会議がスタートしました。
・主催者挨拶 九州・沖縄地区農業青年クラブ連絡協議会会長
・開催県挨拶 熊本県知事
・来賓祝辞 九州農政局長
〈プロジェクト発表写真nasi
プロジェクト発表の部では、
地域活動部門【5】園芸作物部門【5】畜産経営部門【3】土地利用型作物部門【2】
全国大会に合わせて新設された経営マネジメント部門【5】
九州各県を勝ち抜いた総数【20】ものプロジェクト発表が披露されました。どの発表も内容が非常に洗練されており各会場では観覧した農業者にとって自身の経営や地域づくりに活かせる深い学びの場となりました。
意見発表の部では、九州各県から1名ずつ、総数【8】。施設内で最も広い大ホールを舞台に、それぞれのこれまでとこれから、出会いへの感謝、地域への恩返しなど、仕事に対する熱い思いを自らの言葉で力強く語りました。
審査に直接関係ないものの、全員がスライドを使用していたのも印象的でした。
具体的なエピソードや情景を視覚的に伝える手段として、スライドの活用が定着しつつあることを実感しました。
大会初日に発表が終わりましたので、発表者も手放しで情報交換会を楽しめます。
会場は熊本城のふもと、KKRホテル熊本。豪華な料理とお酒を囲みながら県や役職の垣根を超えた活発な交流が行われました。
イベントの目玉は「アームレスリングin熊本大会」!
九州各県から1名ずつ代表が出場し、ChatGPTがランダムで組み合わせたトーナメントで対決しました。
右利き・左利きの違いはじゃんけんで調整し、公正なジャッジは熊本県アームレスリング連盟のご協力のもと実施。
優勝は、右腕・左腕ともに強さを見せた熊本県代表の今村選手!地元の意地を見せて堂々の勝利でした。
さらにエキシビジョンでは連盟所属のピコ太郎選手が登場。圧巻の実力で会場を沸かせました。
ご協力いただいた選手の皆さま、熊本県アームレスリング連盟園村理事長、ピコ太郎。ありがとうございました!!
今大会は、たくさんの企業様からご支援をいただきました。
会場外の出展ブースには各社の展示が立ち並び、農業者や関係者が足を止めて興味深そうに見学していました。
来場者は最新の農業資材やサービスの説明を直接企業担当者から受けることができ、活発な情報交換の場となりました。
協賛企業と農業者が直接つながる貴重な機会となり、今後の連携や発展にもつながる有意義な取り組みとなりました。
大会2日目の終了後には、「アグリスポーツ お米の部」が開催されました。
アグリスポーツとは、一般社団法人FamLab8が提唱する「農業×スポーツ」の新しいアクティビティです。今回のお米の部では、農産物検査員の資格試験を参考にアグリスポーツ化、楽しみながら学べる4種目が行われました。
種目は、見た目だけで判別する「等級当て」や「品種当て」、お箸を使ってお米50粒を運ぶ「お米つかみリレー」、そして3種の品種を食べ比べた後に出されたごはんの味から品種を当てる「お米の利き味対決」など、五感を使ってお米と向き合う内容となりました。
普段とは異なる視点からお米に触れることで、参加者は楽しみながらお米の奥深さを体感し、学びと気づきの多い時間となりました。
今回の九州大会が無事に開催できたのは、多くの皆様からの暖かいご支援とご協力のおかげです。関わってくださったすべての方々に心より感謝申し上げます。また、大会に向けて毎回遅くまで話し合いを重ねてきた大会実行委員の皆さん、本当にお疲れ様でした。
とりわけ、熊本県庁の職員の皆さまには、大会準備から当日の運営に至るまで多大なるお力添えをいただきました。この場をお借りして、深く御礼申し上げます。
さて、来年の九州大会は鹿児島県での開催が予定されています。
今大会で得たつながりや経験を次へとつなぎ、さらに充実した大会となることを期待しています。
このレポートの締めくくりとして、改めてすべての関係者の皆さまに感謝申し上げますとともに、来年の大会でまた元気にお会いできることを楽しみにしております。
大会実行委員・九州ブロック理事
清田一生
【受賞者一覧】
■プロジェクト発表の部
九州農政局長賞(全国推戴者)
・畜産経営部門:辻 諒太(福岡県)★
・土地利用型作物部門:柿迫 光樹(鹿児島県)★
・地域活動部門:今村 和弘(熊本県)★
・園芸・特産作物部門:古城 博隆(鹿児島県)★
・経営マネジメント部門:窪田 航(鹿児島県)★
■意見発表の部
九州農政局長賞(全国推戴者)
・首藤 剛典(大分県)★
九州・沖縄地区農業青年クラブ連絡協議会会長賞
・山形 航大(宮崎県)
★=全国推戴者