【令和5年度 東北ブロック大会報告】

東北ブロック理事の奈良岡です。
11月1日、岩手県北上市において
第53回東北農村青年会議岩手大会が「さぁ行こう!」~これまでの常識、これからの常識~
をスローガンとして行われました。これまでに無い新しい取り組みと、私自身強く印象に残り、周りの反響も良かったものをお伝えします。

①開会式での岩手県連絡協議会会長 高橋真樹氏のあいさつ意見発表の概要変更に習ってPowerPointを使用したものでした。内容は「同じものでも見る視点がちがうと捉え方もちがう。異なる捉え方が合わさると新しい気づきにつながる。大会を通じて新しい気づきに出会うことを願っています。」といった内容でした。

②大会の1日開催 例年、2日間かけて開催していた大会を1日のみにして開催されました。プロジェクト、意見発表を事前に録画審査とすることで日程を大幅に短縮していました。プロジェクト最優秀賞は果樹のポリネーターをより効率的に管理することに取り組んだ山形県の武田拓さんでした。マメコバチを活用する農家必見の内容でした。全国の場での活躍を願っています。

③視察研修午後からは4コースに別れての研修でした。胆江、花巻、北上地域の先進的事例の視察研修と、会場に残ってのグループワークでした。どこも素晴らしい視察先で、参加者からは時間が足りないという声も聞こえてきました。

④アイドル「虹のコンキスタドール」の講義 全国農業協同組合連合会とコラボして「全農の食の応援団」としても活動する、虹のコンキスタドールのメンバーによる活動紹介でした。全農と一緒に生産者を応援している彼女たちの本気の講義。普段アイドルに関心の無い人も彼女たちの熱量に圧倒されたのか、見送るときのやまない拍手が印象的でした。最後になりますが、発表者のみなさん、実行委員のみなさん、当日はたいへん有意義な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。また、お会いしましょう。

【表彰結果】
1、プロジェクト発表の部
最優秀賞 :武田 拓 (山形県) 脱・結実不良
優秀賞  :柴田 裕基(秋田県) 雪害から果樹産地を守る!~りんごにおける雪害軽減実証~
2、意見発表の部
最優秀賞 :佐藤 史人(岩手県) 独自販売を主体とした経営への転換
優秀賞  :遠藤 拓光(山形県) 非農家出身である私が農業を続けていくために大切であると考えていること

【全国大会出場者】 
1、プロジェクト発表の部
①園芸・特産作物部門 武田 拓 (山形県)
②土地利用型作物部門 岸田 紗季(宮城県)
2、意見発表の部   佐藤 史人(岩手県)